版画展の歴史
| カレッジ・ウィメンズ・アソシエーション・オブ・ジャパン (CWAJ)
は、様々な国から集まった女性たちが、会員および地域の人々に教育・文化プログラムを提供しようと積極的に活動を行っているボランティア団体です。1949年以来今日までに、私どもは医学分野の癌研究から日本の伝統舞台芸術まで、多岐にわたる専門分野の大学院での研究のために、日本から海外へ、また海外から日本へと留学する750名の女性たちに奨学金の支援をしてきました。また、視覚障害の男女学生にも毎年奨学金を提供しているほか、「版画家奨励賞」および「ヤング・プリントメーカー賞」を設け、版画の発展を支援しています。 第1回CWAJ現代版画展は1956年10月に開催され、40名の作家による木版画91作品が展示されました。この版画展は版画家でもあったCWAJ会員と、美術評論家で作家のオリバー・スタットラー氏の発案によるものでした。彼らの努力が実り版画展が誕生したことで、念願だった渡航費援助プログラムのための資金集めが可能となり、後の奨学金プログラムの基礎となりました。東京にある養清堂画廊の阿部雄治氏は、当時の代表的な版画家に声をかけ、版画を集めて企画実現にご尽力くださいました。当初の出展作家には、平塚運一氏、斎藤清氏、棟方志功氏、恩地孝四郎氏が名を連ねています。 CWAJ現代版画展は毎年恒例の現代日本版画展として、高く評価されるまでになりました。版画展が発展するにつれて、様々な版画制作の技法が登場しました。今日では、インタリオからリトグラフ、シルクスクリーンにいたるまで数多くの技法を目にすることができます。
1968年からCWAJ現代版画展は海外各地を巡回し、フィラデルフィア、ロンドン、シドニーに続き、最近では米国の首都ワシントンDCで開催されました。1980年に公募展となり、選考委員には、権威ある美術館の学芸スタッフや版画制作の第一人者など国内外の専門家が名を連ねています。出展作品をすべて美しいカラー印刷で再現したカタログは、日本の現代版画の手引書として海外でも利用されています。 CWAJは長い歴史を通じ、質の高い版画展を開催して参りましたが、初期を除きすべて会員のボランティアで運営されています。
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